アスベスト全般について

アスベストって何ですか？

アスベストは、かつて建築材料などに広く使用されていた繊維状の鉱物です。その耐熱性や耐久性から利用されていましたが、その後健康への悪影響が明らかになり、取り扱いが制限されています。アスベストは繊維が細かく、吸引することで呼吸器系に重大な影響を及ぼす恐れがあります。

なぜアスベスト検査が必要なのですか？

建材中にアスベストが使われていた場合、解体・改修工事の際に適切な対策を講じる必要があります。そのため工事前に検査を行う必要があります。アスベストは見た目での判断が難しいため検査は専門的な調査・分析機関に依頼する必要があります。　　

アスベスト検査の対象は何がありますか？

アスベスト検査にはいくつかの対象があります。主なものとして、建材、大気（空気中）があります。

アスベストの健康への影響は何ですか？

アスベストは呼吸器系に深刻な影響を及ぼすことが知られています。長期的な曝露は肺がん、中皮腫、石綿肺などの疾患のリスクを増加させます。そのため、アスベストの危険性を理解し、適切な対策を講じることが極めて重要です。

アスベストの除去は必要ですか？

アスベストの除去が必要かどうかは、検査結果や状況により異なります。アスベストが見つかった場合、専門家のアドバイスを受け、適切な対処方法を検討することが重要です。

アスベスト検査の頻度はありますか？

2006年に安衛令が改正され、基準値が0.1%になりました。それ以降に検査を行った建物であれば再検査を行う必要はありませんが、それ以前に行っていた場合は基準値が異なるため再検査が必要になります。

アスベストの定性分析と定量分析は何が違うのですか？

定性分析とは、アスベストの含有有無を調べます。定量分析とはどのくらい含有しているか含有量を調べます。
一般的には定性分析で含有を確認後、定量分析で含有量を調べることが多いです。