群馬県F市F町にある一般住宅でのアスベスト検査の事例についてご紹介します。

築18年以上の一般住宅では、建材中にアスベストが含まれる可能性があります。

アスベストは健康に悪影響を及ぼす恐れがあるため、安全な住環境を確保するために検査が必要です。

当該住宅では、アスベスト含有建材が使用されている可能性があるため、お客様（建築物石綿含有建材調査者）による採取が行われました。

採取作業では、周辺にアスベストが飛散しないように細心の注意が払われ、隔離措置が施されました。

採取された建材を当社へお持ち込みいただき、肉眼での確認や実体顕微鏡での観察を行いました。

その結果、建材中にアスベスト（クリソタイル）の特徴を持つ繊維が見つかりました。これにより、アスベスト含有が疑われました。

さらに、繊維の同定を行うためにプレパラートを作成し、偏光顕微鏡による観察を行いました。

その結果、顕微鏡観察でも繊維はアスベスト（クリソタイル）の特徴が確認できため、アスベスト含有と判定しました。

この検査結果を元に、適切な処置が行われることで、住環境の安全性が確保されます。

アスベストの含有が確認された場合は、適切な除去や対策が行われることが重要です。

検査を行うことで、現在のアスベストの使用状況等を把握し、今後建物等を適切に維持管理することへ繋がります。

アスベスト検査は建物の改修・解体工事作業の従事者、周辺環境において生活する市民などへの健康リスクだけではなく、建築物の評価損リスクとしても利用され、アスベスト検査の重要性が増しています。

アスベストの有無、建物等の使用状況、劣化等によるアスベスト飛散のリスクを把握する為に、アスベスト検査の実施をお勧めします。